古布

古布コレクション

私が初めに収集したかったのは古布です。
100年から200年、長年経った綿の布ならではのやさしさ、心地よさはそれに包まれてみるとわかります。
そして柔らかい由のはかなさも。
綿を紡いで丈夫な糸となりそれを藍で染め縦横に織更に丈夫にし。
毎日着て洗って、繰り返し、やがては柔らかい綿に戻るのでしょう。

絣文様あれこれ

染めと織から描き出されるかすれたような文様。
藍と白のコントラストが昔も今も変わらず私たち日本人の心をときめかせる、飽きのこない美しさ。

【あられ】
井上伝が17歳の時初めて工夫して織った柄。久留米絣の最初に織られた文様とも言われています。

蚊絣:文様が蚊のように見える為か蚊絣と呼ばれるようになりました。十字の仲間です。
亀甲80立:六角形が連なった細やかな柄。小さいほど貴重な物になります。
亀甲赤入り80立:亀甲の中心に朱を入れた珍しいもの。亀甲は男性用のよそ行きでしたが朱入りは女性用が多かったようです。
井桁:十字絣の変形です。小さい柄は女性の普段着。大きい柄は男の子たちの日常着に
三角:鱗模様とも呼ばれます。三角形の一辺を階段状に括るので高度な技術が必要です。手括りでしかできないものです。
長円:緯糸は分割しませんが経糸は階段状に括ります。製品として珍しくあまりみかけません。
:あられと似ています。中心部分を括らないようにするので高度な技術と手間がかかります。円も長円も縦横括りです。

四角:縦横絣です。円と違って四角は多く残っています。布団柄に四角をアレンジした楽しい柄がたくさん残されています。
市松:日本の伝統柄。
大島調:文人織りや書生絣とも呼ばれ一世を風靡した。大正、昭和初期に小説家や芸術家、事業家の中で流行したとともに、成人した男子にお祝いとして、着物と羽織りのアンサンブルで作ってあげるということも流行した。丸い文様の間に二本ずつの線があるので電車道とも呼ばれます。線が綺麗に揃うように織るのが職人技といい競い合ったそうです。
麻の葉:植物文様のひとつ。藍で染めた部分は100年経っても丈夫ですが白の染めてない部分は使い古されるとしょうが抜けていることもあります。
蜻蛉:十字絣からキの字となりそれをアレンジした柄。トンボに見えるので蜻蛉と名づけられました。
田の字:四角と十字を組み合わせたもの。緯糸を3列経糸を3列括り田の字となります。
四角アレンジ:経緯のくくりが綺麗で白の部分がくっきりと浮き出ています。
十字:四角形から発展したもの。十字形の変形としてキの字、井桁となります。
合中:文様の白と紺の地の割合がほぼ半々のデザイン。白の占める広さが大きいのを白中、こんが多いのを黒中という。主婦のよそゆきとして、小柄の小合中が人気がありました。
:平行斜線によって構成される。連続構成のものが多くほとんど緯絣によって行われます。
:扇文様に赤や黄を取り入れた色絣。戦前から戦後に生産されたものが多いです。

布団柄

『絵絣』とも呼ばれる大柄の布は布団や箪笥掛け、風呂敷に使われました。
中には娘が嫁ぐ日、母娘ともども自らの手でくびり、手機をふんで心一途に織り上げ持参しました。
私は絵を楽しむように広いスペースに飾り眺めてます。
久留米だけではなく東京でも集めたので久留米絣でないものもあるかもしれません。
神社でお祭りの時にたくさん織り売られたので地方の商人が買いに来て全国に広まりました。


一つ一つ違う柄の括りの作業の大変さを思うと気が遠くなります。大柄の文様はタペストリーに。

江戸~明治 井上伝の工房でおられてると思われます。※井上伝のものは全く残されていないとされています。
鳥と幾何学模様の組み合わせ。特定の種類ではなくシンボル化された抽象的な物。
お多福と幾何学。染りと織めの技法を一体化させた絵絣の一つ。
野球の絵絣。バットとボールの図柄と野球バッテリーの図柄との組み合わせが素敵で楽しい。
明治時代の久留米絣は自由で楽しい絣がたくさん出来たそうです。
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